お疲れ様です、しらたまです。
新卒で民間の急性期病院に就職した4年目の薬剤師です。
こちらのページを開いたということは、あなたは働くことに疲れを感じているでしょうか。
病院薬剤師の新人時代。
それは辛くキツく、険しい道のりです。
研修期間中は覚えることが山積みで、命の次に大切なものは業務内容のメモ帳。
周りのバタバタ感に圧倒され、分からないことがあってもなかなか先輩に声をかけることも出来ず。
自分なりに一生懸命考えてやったことなのに怒られたり。
右も左も分からなくなるほど走り回り、1日が終わる頃にはもうヘトヘト。
これ、全部私の体験談ですが、あなたに当てはまるモノもあったのではないでしょうか?
ということで
今回は、「わたしが新人時代(~3ヶ月目まで)に辛かったこと」ということで5つ考えてみました。
3年半経った今、全く別の理由で退職することを決意しましたが、
「こんなことで苦しんでいるのは自分だけかも知れない・・・」と悩む人に届けばいいな。
新人時代(特に~3ヶ月目まで)に辛かったこと5つ
②忙しすぎ
③同期と気が合わない
④動くたびに怒られる
⑤自分のミスじゃないことを怒られる、他人のミスを自分のせいに仕立て上げられる
新人時代を思い返すと、辛かったことや苦しかった記憶は正直、無限に出てきます💦
心が疲れて食欲もなくなり流動食しか食べられなくなった結果、気付けば5kg減量していました。
当時は辞める勇気なんてなく、感覚としては「1日1日をひたすら耐え抜いていたらいつの間にか2年目になっていた」という感じです。
覚えること多過ぎ
病院では、業務が多岐にわたります。
内服薬調剤、注射剤調剤、注射剤混注、化学療法調製、持参薬鑑別、TDM、病棟業務、当直、委員会活動や回診、在庫調整業務・・・
これらを順を追って教わっていくことになりますが、いかんせん覚えることが多い。
たくさんの新しいことを覚えているはずなのに、毎日足されていく覚えるべき事項。
業務マニュアルや新人教育スケジュールを見ては今後の業務の暗記量の膨大さに絶望。
ただでさえ緊張状態の毎日なのに、未来への不安でさらに心労がつもっていくってなわけです・・・
シンプルに忙しすぎ
内服調剤して、注射調剤して、電話出て、窓口出て・・・
名前を呼ばれれば大きな声で返事をして駆けつけて、
そんなこんなで定位置から外れる時間が長いと「一体どこでなにやってんの!(怒)」と怒られ。
1年目の最初は、ぐるぐると薬剤部内を走り回ること必須。
そして夕方には足の疲れがとんでもないことに。
家に帰ると心と身体のケアも出来ないまま泥のように就寝。
中にはストレスを感じすぎて逆に寝付けない人もいるかもね。苦しいね。
同期と気が合わない
同期、これは完全にガチャですね・・・
私には、女の子の同期が1人います。
おっとりな私に対して彼女はバタバタと動くタイプ。
物の言い方もとにかくキツかった。
「せめて同期とは仲良くしたい!」という強い気持ちのもと、
褒めて持ち上げて頼って関係を作り上げました。
今では普通に仲良しです!
が、1年目の頃はハズレを引いたと本当に思いました。🤣
もしかしたら、彼女も苦しい職場の中で自分を守ることで精一杯だったのかも。
同期が協力的なら職場でのストレスもかなり減りますが、
同期ガチャでハズレを引くとストレスは100倍に膨れ上がります(しらたま調べ)。
退職理由の第一位って、結局の所、同期とか上司とかとの「人間関係」な気がします。。。
動くたびに怒られる
調剤をすれば焦りすぎてヒヤリハット。
悩んで立ち止まれば「あと何分かかる!?(怒)」
電話を取るのが遅れれば「遅い!(怒)」
何かせねばと動けば「それ習ったの!?(怒)」
今となってはどれも先輩なりの心遣いだったことは理解出来るのですが、
言い方もうちょっと優しくしてくれたら嬉しかったな・・・😂
自分のミスじゃないことを怒られる、他人のミスを自分のモノに仕立て上げられる
これも割と1年目あるあるな気がします。
何らかしらの事件が起これば、基本的にすぐに1年目のせいにされる。
性格の悪い職場ほど、特定の人に決め込みがちで責任押しつけがち。
そして1度「この人はこういう事する!」というレッテルやイメージが付いてしまえば、常に上司から監視下に置かれたり揚げ足取られたり。
これは私の場合ですが、
例えば何か事件が起こったとき、自分が犯人じゃなくても
「その時間帯にその場にいたのだから、私も気付くべきだったはず・・・」
と心の中で考えた後、
開口一番「すいません・・・」と言っていました。
その後「私も気付きべきだったのですが」と話を続ける予定だったのに、
上司達の中でトントン拍子に「犯人はしらたまさんだ」と話が進んでしまい、
その後「やったのは私じゃないです」なんて言わせない勢いでお説教が始まる、
なんていうのが常でした。
実はお説教してくる人達の中に真犯人がいたりね・・・世知辛い。
「わたしにも非があるかもしれない」と一旦自分の行いを振り返るのは大切だけど、
「すいません」を口癖にしてしまうと自分が苦しくなるかもしれません。
気がヨワヨワすぎてそこからの立て直しに苦労した、4年目薬剤師からのお告げです。
最後に
わたしが新人時代(~3ヶ月目まで)に辛かったことをテーマに5つ思い出してみましたが、いかがでしたか?
とっても辛い経験をしているはずなのに、
初めての職場だからこそ「普通」が分からず、
「自分の協調性がないせいだ」
「自分の忍耐力がないせいだ」
と苦しんでしまう新卒の方は多いと思います。
何を辛いと感じて何に苦しむのは人それぞれ違います。
自分の感情はどれも正解だということを忘れないでくださいね。
ちなみに、皆さんと同じようにキツくて辛い新人時代を毎日を過ごした私は、
あと数日で退職し、
「昔からやりたかったこと」をやり潰すため、
酪農家に住み込みバイトをしに行きます。
終わりかけにいきなり何の話!?て感じですが、
みなさんに忘れないでいて欲しいことがもうひとつ。
キツくて辛い時期が続いていても、どうかできる限り楽しいことをたくさん考えていてください。
薬剤師ってとっても素敵な資格です。
薬剤師国家資格の最大のメリットは
「全国どこでも安定して、ある程度のお給料が貰える」という点。
※病院薬剤師はお給料は低いですが・・
わたしは毎日辞めたい辛い思いをしながら3年半勤め上げた結果、
ほんの少しですが臨床の感覚を掴むことが出来ました。
薬剤師として身につけるべき最低限の手技や動作も身につきました。
最低で大嫌いな職場でしたが、私をここまで育て上げてくれた事に関する感謝の気持ちは絶大です。
そしてそう思えるようになったからこそ、
気弱で現実主義なわたしでも、ずっと夢見ていた「楽しいこと」を果たしにいくことが出来ます。
もしも今あなたがキツくて苦しい職場にいて、
それでも「辞められない・・・」と悲しんでいたとしても、
その毎日は決して無駄ではありません。
実際にキツくて苦しくてすぐにでも逃げ出したい職場に勤め上げた私が言うのだから間違いないです。
いま逃げ出すのが辛いのなら、そこにいても大丈夫。
でもいつかはきっと、一緒に笑いましょう😊
このブログは、
気弱で現実主義者なのに自由で能天気なわたしが
人生を良い方向に持っていくために悩み迷いもがき苦しむブログです。
「こんな一例もあるんだなぁ」とこれからもお付き合いいただけますと幸いです💕
これからはこんな内容のことを書いていこうと思っています👇
✔どうしてそんなにキツい新人時代は終わったのに退職を決意したのか
✔退職したときの実際の流れ
✔転職活動の実際のところについて
✔酪農家でのバイトの様子
もし良かったら、また覗きに来てくださいね✨
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