こんにちは、しらたまと申します。
毎日お仕事お疲れ様です🍵
わたしは民間の急性期病院に約3年半勤務していた薬剤師です。
つい先日無事に最終出勤日を迎え、現在有休消化(ニート)をしています。
よく「どんな職場でも3年は耐えた方が良い」と言いますよね。
「就活の時に3年後離職率を調べろ」というのも有名な話。
でも就活中の私には「3年目までに寿退社する」という人生設計図があり、見学時に離職率は特に気にしていませんでした。
が、働き始めてみるとあまりにもキツい職場。
先輩の話から計算してみると、当薬剤部の3年後離職率はだいたい75%。
わたしも例に漏れず、出勤初日には辞めたい願望が芽生えており、GW前には完全に辞めたい気持ちMAXで毎日出勤しておりました。🤢
👇ツイート参照
1年目の今頃はもうすでに辞めたい気持ちMAXで、毎日出勤前に泣きながら「仕事 辞めたい」ってツイッターで検索して色んな人の悲痛な叫びを見ては「みんなも辞めたいんだ・・・そんな中頑張ってるんだ・・・」って涙拭いて家を出てた。
それにしちゃあ3年も働いたのって、頑張った方っしょ!
— しらたまちゃん💊 (@blogganbaruchan) May 12, 2021
職場では「動きが遅い」「声が出てない」と体育会系の部活ばりに怒られ、
家に帰るとクタクタ過ぎて床で気絶。
真夜中に何度も足が攣って目が覚めてしまい、
「このまま2度と目が覚めなければ良いのに・・・」と涙が止まらなくなる。
新人の頃はこんな毎日を過ごしていました。
いま考えると、メンタル崩壊の紙一重の部分を綱渡りしていたんだなと思いますが、
3年離職率75%の最悪な職場で、
こんなに病んでいたのにどうして1年目で辞めなかったのか。
というテーマで振り返っていこうと思います。
退職を決意するまで
こちら、わたしの退職希望遍歴です。
【💊わたしの退職希望遍歴💊】
初出勤日:退職願望が芽生える🌱
→1年目秋:1度目の我慢の限界がくる。転職活動するもコンサルタントから止められる
→3年目冬:満を辞して退職希望を出すも受理して貰えず代替案を提示📝
→4年目春:事態が変わらないので再度退職希望を申し出✉️
→4年目夏:退職予定🌸
— しらたまちゃん💊 (@blogganbaruchan) June 12, 2021
じつはこのひとつひとつにまぁまぁなドラマがありまして。
本来とても臆病な性格なので、いつの時も真剣に悩んでの行動でしたが、
いま振り返るとどれもいい思い出。😂
全部事細かに話したいところなのですがそうすると長~くなってしまうので、
今回は「1年目の時に辞めることを思い留まった理由」に焦点を当てて書いていきます!
【退職しなかった理由①】「辛いのは今だけかも」と思ったから
わたしは大学時代にバイトをしないまま、病院に就職をしました。
つまり、職場の比較対象がない状態。
「働く」って、こんなにキツいのが普通なのかも。
私が甘ったれなだけかも。
そう思っていました。
もしこの考えがあたっているなら、転職してもまた次の職場でも同じ理由で辞めることになっちゃう・・・
そして「このキツさにはいつか慣れるかも。だからまだ辞めるには早いかも・・・」そう思っていました。
【退職しなかった理由②】1つ上の先輩とは関係が良好だったから
そもそも辞めたい願望が芽生えた理由の大きな柱は二つありました。
①忙しすぎ
②上司が怖すぎ
わたしの職場の役職者達は、もしもミスをしでかした人がいると大声で名前を叫んでその人を呼び寄こし、そこで数十分の説教をする人たちでした。
もともと人の怒っている声や雰囲気が苦手な私。
いつの間にか自分の関係のない怒号にもビビり倒すようになり、自分の業務に身が入らない日々が続きました。
そんな中でも、1つ上の先輩たちはとても優しかったのです。
もちろんたくさん怒って貰いましたが、ちゃんと愛があるのが分かっていました。
困ったときは助けてくれるけど、改善点があるときはちゃんと注意してくれる。
そんな先輩達が大好きで、先輩方がいたから3年も務められたと言っても過言ではないです。
・・・まぁその先輩方のうち、ほとんどの方は3年もせずにやめちゃったんですけどね。
【退職しなかった理由③】転職してもっと状況が悪くなるのが怖かったから
先ほども言いましたが、私は1つ上の先輩たちが大好きでした。
上司が嫌い、同期ともなかなか仲良く出来ない、仕事は忙しい。
でも世の中にはもっと苦しくて大変な職場はたくさんあるはずです。
ここが嫌で退職したとして、次の職場でもしもそんなところに当たってしまったら・・・。
そう考えると怖くて仕方なくて、「退職」という決断までは至りませんでした。
でも、逆を返せば「良い職場があれば転職したい」。
・・・ということで、転職サイトに登録してみた時期もありました。
1年目の10月頃だったかな。
当直業務も慣れてきて、職場の中では「ひよっこだけど一人前」感が出てきた時期でした。
ちなみに、当時私が登録したのはメディカルリソースという所でした。
どうして数ある転職サイトの中からこれを選んだのか・・・はまた別の機会に書くとして。
転職サイトに登録してコンサルタントの方と話もしたのに、どうして辞められなかったのか。
次の理由に続きます。
【退職しなかった理由④】転職コンサルタントの方に止められたから
はい。そういうことです。
退職を止められました。
私を退職・転職させれば成果になるだろうに、なんて良い方なんだろうと驚いてしまいました。
コンサルタントの方からは、こんな風に言われて退職を止められました。👇
あなたの病院は教育の進度が速いんですね。
あなたの病院の中では、あなたはもう一人前かもしれない。
だけど一般的には、1年未満で退職した薬剤師は一人前には見てもらえません。
ただ『我慢できなかった人』のレッテルが貼られるだけです。
実際に身につけたことと外からの印象の乖離があるのは勿体ないことです。
もう少しだけ、今の職場で頑張ってみませんか?
それでも、もしも次「辞めたい」と感じることがあるのならば、それが本当に辞めるべき時です。
コレ言われて心打たれない人います???????
わたしはこの言葉を聞いて、「一旦冷静になろう。」
・・・と思ったものの、実際には辞めたい気持ちがとまらず。笑
リクナビにも登録してコンサルタントの方にお話を聞いて貰いました。
でも結局色々ありまして、最終的には「もう少しだけこの職場で頑張ろう」ということで自分の中で決着がつきました。
ちなみにどうして最終的に辞めないことに決めたのか。
次の理由に続きます。👇
【退職しなかった理由⑤】勇気が出なかったから
結局の所、気にしいで臆病な性格が勝っちゃいました。
気が弱い私にとっては、「辞めます」と言うよりも辞めずに我慢して働き続ける方が何億倍もラクでした。
だいぶ性格の悪い職場でしたから、題名にも書いているように3年離職率は75%くらいでした。
そのうちの30%くらいは1年目で辞めていった方々です。
うちのリタイア率のイメージとしては、
毎年コンスタントに5人採用。
1年目で1~2人が退職。
2年目で1人退職。
3年目で1人退職。
こんな感じでした。
役職者の人達は、1年目で辞めていった人達のことを、馬鹿にしたような感じでたま~に話に出しては鼻で笑っていたのです。
今辞めたら、私も辞めた後、そんな風に見られちゃうんだ・・・
また、うちの職場では退職が決まった後も数ヶ月間は働き続けるのが主流でした。
その期間、上司達から嫌な仕打ちを受けるのではないか?
裏でクスクス笑われながら数ヶ月働き続けるのか?
それが1番気がかりでした。
※実際にそうなってしまった先輩がいたのです・・・😢
実際に辞めるのってとんでもなくエネルギーを使うので、
こんな風に「辞めたくない」・「辞められない」理由を探しては自分に言い訳をして、なんとか1日1日を潰していきました。
と、そうこうしている間に1年目が終わったのでした~
最後に
3年離職率75%の最悪な職場で、
めちゃくちゃに病んでいたのにどうして1年目で辞めなかったのか。
ということで理由を挙げてみましたがいかがでしたか?
本当は「こんな理由だったら辞めた方が良いよ!orまだ辞めない方が良いよ!」って明確な指標を提示出来たらそれが1番いいのかもしれません。
でも、人によって嫌なことは違うし、耐えられること・耐えられないことも全然違ってきます。
とてつもない苦痛を感じながら1年目を耐え抜いた私の理由は、結局の所「辞めない方がラクだったから。」
いま仕事がキツくて辞めるかどうかを悩んでいる人に1つアドバイスをするとするならば。
「キツいな」「耐えるのしんどいな」
そんな日が続くのなら、次の一手を考えてみてください。
「次の一手」とは、退職や転職のことを考えたり、調べてみたり。
本当に辞めてしまった場合、どう生活するかを考えてみたり。
軽くで良いんですが、現実的に。
何かしら一歩踏み出してみるだけで、思った以上に精神状態は変わってきます。
「やっぱり辞める」という結論が出たら、早めに行動し始めるのが吉です。実際に退職できるまでに揉めたり規定があったりで実際に辞めるまでには結構な時間を要するからです。
「現実的に考えて、まだ辞めるのが得策じゃない」と思うのなら、その日が来るまで、知識や経験、手技など、搾り取れるところは搾り取っていきましょう。
当時の私の場合の「次の一手」は、①転職サイトに登録することと、②貯金をすることでした。
結果、3年半勤め、先日退職。
ちなみに今現在、次の転職先は決まっていません。
貯めたお金でしばらく気ままにゆっくりするつもりです。
辛い辛い1年目を過ごしていた臆病薬剤師はこんな未来になりましたよという、1つの例の提示でした。
みんな毎日大変だと思うけど、なるべく後悔のない毎日を選んでいけるように一緒に頑張っていきましょうね!
ではでは~!
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