どうも、しらたまです
今回はわたしの国試勉強法を
具体的に書いていきます
第106回国家試験の結果が出ましたね。
ボーダーは215点と聞きました。今年は難化傾向だったのでしょうか・・・
さて、この記事にたどり着く方は
「これから国試に向けて勉強するぞ!」という方がほとんどなのではないでしょうか。
わたしの国試の思い出を一言で表すと「苦しかった」。それに尽きます。
成績優秀者でもなんでもない、しがないイチ薬剤師の体験でも、
困っている誰かを助けられる可能性があるかもしれないと思って記事にしてみました。
プロローグ ~統一Ⅲで堂々の180点台をマークした私~
わたしは、第103回の薬剤師国家試験を受験し、
今現在病院薬剤師として働いています。
そんな私ですが、6年生の1月末に全国の薬学生が受ける最後の模試、統一Ⅲ。
全国平均206点の中、堂々の180点台をマークいたしました。
当時絶対評価だったため、合格点は225点。
つまり1ヶ月で約最低45点伸ばさなくちゃいけません。
え・・・厳しくない・・・??????
元来能天気な性格なものでヘラヘラと1月までやってきてしまいましたが、
この時ようやっと事の重大さに気付きました。
その日から毎日、死ぬ気で勉強しました。
その結果、国試本番で250点を取り、(一応)余裕をもって合格を果たしました。
そんな私の勉強法を晒していきたいと思います。
わたしの勉強法、それは、鬼の演習
まず結論を言います。
私の勉強法は、一言で言うと「ひたすらに演習をする」ことです。
使ったものは、薬ゼミ「領域別既出問題集」
薬ゼミの「領域別既出問題集」、これを使ってひたすらに解いていきました。
ちなみにこれから紹介していく私の勉強は
「1ヶ月で成績を爆上げすること」だけに重きを置いていたため、
「深い理解を1回よりも、浅い暗記を100回繰り返す。」
という考えをベースに行っていることをご了承ください。
※私の大学では6年生になってからも授業があったので、
基本的なことの理解は授業中に終わらせるようにしていました。
問題の解き進めるときのポイント5つ
問題を実際に解き進めて行くにあたって、ポイントが5つあります。
①奇数問と偶数問で分けて解く。
=2日かけて奇数問のみを1周、その後2日かけて偶数問のみを1周。
これで完全1周のできあがり。
②分からない問題があっても解説をただ読むだけ。むやみに青本に戻らない。
③選択肢全てに関して正誤を考える。
④各選択肢の横に解けた・解けなかったのマークを必ずつける。
⑤4日で1周(物理~実務まで全て)ペースで回す。慣れたら2日1周ペースへ。
振り返って考えてみるとこの5つのポイントは
当時のこんな悩みを解決できていたのではないかなと思いました。
☑問題を解いてもすぐに忘れてしまう→①と⑤で解決💡
☑基礎の理解が足りていないため青本に戻ると1日が終わる→②で解決💡
☑範囲が広すぎ&基礎の理解が足りてなさ過ぎで点と点が結びつかない→③で解決💡
☑不安でさらに勉強が手につかなくなる→④で解決💡
☑単純に時間が足りない→①~⑤で結果的に解決された💡
それではさらに具体的に説明していきます。
具体的な解き進め方とその根拠
まず、一番の問題点。それは圧倒的に時間が足りないことでした。
だけど問題をこなさない限り頭に入らない。
そして短いスパンで同じ分野に触れないとすぐに忘れてしまう。
だからわたしはまず、
⑤4日で1周(物理~実務まで全て)ペースで回す。慣れたら2日1周ペースへ。
これを目標にしました。
ただ実際にやり始めると、1日で1冊終わらすのもかなり厳しいことに気付きました。
そこで考えたのが、①奇数問と偶数問で分けて解く。です。
領域別は数年分の同じ分野の問題が網羅されているため、同じような問題が続くことがしばしば。
そこ5分の間に同じような問題を繰り返し解いて1ヶ月後にまた「こんにちは」するよりも、
2日おきの間隔で同じ単元の問題に触れ続けた方が記憶は保持されるのではないかと考えました。
実はこの方法でも最初は「2日で1周のペース」になかなか到達できませんでした。
でもやがて出来るようになります。
なぜか。
それは④各選択肢の横に解けた・解けなかったのマークを必ずつける。これをやったからです。
※「各」を強調している理由はのちほど説明します
私は以下の通りにマークの意味を決めて、各選択肢の横に小さく印をつけていきました。
〇:解けるし理解している
△:今回は解けたけど不安。理解がイマイチ
✖:全然ダメ
〇をつけた問題。それは時間を割くべき所ではありません。
2度と解かなくて大丈夫です。
※わたしは不安が強かったため、「2回連続で〇がつけば2度と解かない」にしていました。そこはお好みで☺
一方、✖ばかりついてる問題や単元は苦手分野です。
ゆくゆくは少し時間を割いて勉強してあげましょう。
また、マークをつける重要な意味がもう一つあります。
それは、「自分の安心材料になる」ということ。
自分の勉強した跡が残ると単純に気分がいいです。
国試直前や本番に見ると自信にもなります。
自分の努力の証は、積極的に残していきましょう!
そして先ほど「各」選択肢の横にと強調したのは、全ての選択肢の正誤を検討するためです。
問題を読んで正誤をただつけるだけではなく、
誤の場合はどこが間違っているのか、どう書かれていたら正解なのか。
ここまで考えることで学習量は飛躍的に伸びます。
慣れてくると、正解の選択肢にも
「これはアレと引っかけようとしてるな!」っていうのが分かってきます。
これは実際のわたしの領域別問題集、衛生の2ページです。
左側のページはなかなか苦しんだ分野のようで、自分なりのまとめを書き込んでいます。
右側のページは何度か解いた後で「もう解かなくていい問題だ」と判断したページですね。
そしてここで大切なのは、
②分からない問題があっても解説をただ読むだけ。むやみに青本に戻らない。
これです。
上の写真のようなページが出来上がったのは、本当に最後の段階です。
初見で「分からないから」といきなり青本に戻ってしまうと、
その日1日は恐らくそのページで勉強終了です。
※時間に余裕のある時期なら理解が深まっていいと思います!
その際は短いスパンでの復習を忘れずに行うことをオススメします!
じゃあ分からない問題が出てきたらどうするのか。
解説を流し読みします。
恐らく最初は意味不明です。
読んでもすんなり頭に入ってこなくて戸惑うかもしれないし、
その状態で次の問題に行くことが気持ち悪いかもしれません。
だけどそれでいいんです。大丈夫。
なぜなら、またすぐにこの問題と出会うことになるからです。
そのための
⑤4日で1周(物理~実務まで全て)ペースで回す。慣れたら2日1周ペースへ。です。
2日後には似た問題と出会えるし、
4日後には全く同じ問題とまた遭遇して同じ解説文を読めるので安心してください。
そんなこんなで何度も同じ解説を読んでいれば、
いつのまにか解説が頭にスッと入ってくるようになります。
そうなって初めて、青本に戻って理解と暗記を始めます。
ちなみに青本に戻ったときも、勉強の仕方は解説を読むときと一緒です。
最初から深く理解しようとすると膨大な時間がかかるため、1回目は読むだけ。
短めのスパンで繰り返し読み、読むことに慣れてきたら、理解と暗記をしていきます。
これを国試本番のその日までひたすら繰り返しました。
以上、統一Ⅲ180点をマークした後
国試一発合格した、わたしの私の問題の解き方でした。
最後に
参考までに、
わたしは結局、領域別は5周くらいしたところで本番を迎えたんじゃないかなと思います。
正直、物理・化学・生物の理論は捨てていたのでこの3教科は3周もしていない気がします。
「この勉強法が最強だ!」というつもりは全くないですし
むしろ着々と勉強している人からは馬鹿にされそうで
こんな荒々しい勉強法を晒すのは正直怖いのですが、
わたしが一番「今成績が伸びてる!」って実感できた勉強法がこれでした。
国試なんて、結局は受かったもの勝ちです。
働き始めてから「やっぱり知識が浅かった」と思ったらそこからまた自分で勉強をすればいいし、
だから、とりあえず今は「受かるための勉強」をしてもいいのではないでしょうか。
国家試験に合格すればもちろん薬剤師の資格を貰えます。
が、それ以上に、「あのときは死ぬほど勉強した!」と胸を張って言える時期が自分の人生に存在するって、とっても素敵なことです。
とってもしんどいと思いますが、
勉強法を探してこのページにたどり着いてくれた時点で、
あなたはきっと真面目で一生懸命な人なんだと思います。
そんなあなたなら最後まで頑張り抜けるはずです。
応援しています!
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もしも分からないことがあればできる限り早急にお答えしようと思いますので、
コメントやお問い合わせフォームに遠慮なく質問してください!
2021/03/29 追記
質問箱作りました!
是非是非質問してください~!
勉強法じゃなくても、愚痴とかメンタル面とかなんでも待ってます☺
それでは~!
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